桜日記―幕末伝―

こちょこちょこちょ……

こちょこちょこちょ……

あれ?起きない?
もう一回やってみよう!

こちょこちょこちょ……

こちょこちょこちょ……

いくらくすぐっても、晋作は軽く動くだけで起きない。

「う~………こうなったら………必殺奥義☆」

そう叫んだ私は晋作にかかと落としをお見舞いした。


ゴスッ!!


「あっ、ヤバッ!
きれいに決まっちゃった……」

私のかかとは見事に晋作のお腹の上にあった……。

うん!
これは知らないふりをしよう!!