桜日記―幕末伝―

「別にいいよ…そんなに気にすんな!」

そう言って私を抱きしめた。

えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
何コノ状況!?
なんで?なんで?なんでぇぇぇぇぇぇぇぇ!?

「ちょっ…高杉さん!?
離してくださいよ!!」

「……………ヤダ…」

あんたはガキかぁぁぁ!!


だけど…なんだか落ち着く…。
いや、緊張はしてるんだけど、ほっとするっていうか……。

とりあえず、今は涙が隠れていいかな?

そう思った私は、高杉さんに身を預けた。