桜日記―幕末伝―

バチーン!!

……………………え?

私は自分の身に起こった事に、頭がついていけなかった。

「高杉さん……なんで?」

高杉さんは……



私の頬をおもいっきり叩いた……。

後から痛みがジンジンしてくる。

「てめぇ、ふざけんなよ!!
俺がどれだけ必死こいて、てめぇを助けたと思ってやがんだ!!
てめぇが死にたいなら勝手に死んでろ!!
ただし、俺の前でぜってぇ死ぬな!!
俺は……

自分の命を粗末に扱う奴はだいっきらいなんだよ!!」

高杉さんはかなり怒った顔で、怒鳴った。

……―じゃあ……じゃあさ……

「私にどうしろっていうのよ……!?」