桜日記―幕末伝―

「アハ……アハハハハ~……」

つられて私も笑いだすが

「…ハァ………」

「………………」

長い沈黙が訪れた。

きっ気まずい……!
誰かこの空気を何とかしてくれ~!!

そんなことを願っていると、高杉が真面目な顔で

「……本当にお前、未来からやってきたの?」

と聞いてきた。

「本当ですよ。
第一、私がウソをついたところで……私には何の得にもならないでしょう?」

ちょっと言い方がきついかなぁ~と思ったが、事実なのでどうしようもない。

まぁ、信じてもらわなくてもいいんだけど……。