4時間目の授業が終わると
あたしは教室を飛び出した。
『しょーたっ!!』
「うわぁ!」
不意を突かれたのか、しょーたは驚いていた。
…けど、今のあたしにはそんなの関係ない。
『ねぇ、ヒロの好きな人知ってるでしょ?』
「うん、知ってるけど・・・それがどうかした?」
よし。これで話しは早くなった!
『あみね・・・ヒロのこと好きなの!』
あたしは小さい声で言った。
「え・・・えぇぇぇぇ!?まじで!?」
『ちょ・・・ッ!うるさい!てか、声でかいよ!』
あたしがわざわざ小さい声で言ったのに・・・
この男は・・・・・・
「ごめん、ごめん」
『まったく・・・』