すると、登り終えた私たちの目の前には 真っ赤な太陽が水平線に向かって落ちていく 「……綺麗」 「ハァ…ハァ…間に合ったな」 「もしかして急いでたのってこの為?」 「まあな♪」 「壱季。搭吾。ありがと…」 私の瞳の中で夕日が揺れていた