教室の窓際から2列目の後ろの席に着いた 「それじゃ、終わります。1時間目は生物だから用意するように」 それだけ言い残して先生は教室を後にした すると、 「ねぇねぇ!アメリカのどこに住んでたの」 「彼氏いるの?」 「唯ちゃんって呼んでいい?」 と、360℃クラスメイトに 囲まれて質問攻めにあった 「ちょっと、よ〜けてっ♪」 人ごみをかき分けて目の前に来たのは 「……壱季」 「唯!お帰り」 そう言った壱季に抱きしめられた 「壱季痛いよ」