「…」

 
         「つか、マジあんた
      

          ウゼーっす」


           …また 


         嫉妬にみちた女たち



         が…ひとり、ふたり、



         …ま、いいや。


          めんどくさい



         女たちを見ずに、


       後ろの桜の木を見つめる。



        「ちょいちょい、 

        

        聞いてんの?未来ちゃん~」



        「あ、え…なんつってたっけ」



          「ふざけんなよ~」


          リーダー的な女が


     
         笑いながら言っている



         もちろん顔は笑っていない。


 
          嫉妬に満ちている顔…



        アー…つまらない。


          
           時間の無駄…