『娘さんがお亡くなりになられてからまだ一週間ですよね。精神的にも参っていたんだと思いますが…突然そんな災害現場が思い出されたりするのは分かりましたが、不眠やイライラなどはありましたか?』
『あ……あまり眠れなくて…毎日ほとんど起きていました。イライラもひどくて…息子に怒鳴りつけたり今日は朝息子を家に置いたまま一人で家を飛び出してました』
体は眠りたいのに…
いくら横になっても眠れなかった。
ここ数日は気付けば朝を迎えていたことが続いてたっけ。
『うーん……まだ一週間ですしハッキリとしたことは診断できないのですが。もしかしたらPTSD、あるいはASDの可能性があると思います』
『なんですか?それは…』
あたしよりも先に、隼人が先生にそう聞き返していた。



