『大丈夫ですか?』
『点滴、交換しますね』
コンコンというノックのあと、開かれた扉からは隼人のナースコールで駆け付けた先生と看護師さん二人が入ってきて、血圧測定や点滴の交換などを淡々と行っていく。
『それでちょっと問診をしたいんですけどそのまま寝たままでいいので答えられますか?』
『はい』
先生の問い掛けにそう返事をすると、先生はあたしにいくつかの質問をしていった。
倒れる前に何をしていたかとか、何を考えていたかとか。
最近なにか変わったことはなかったですか?というそんな質問もされた。
『頭が痛くなります』
『割れそうに痛くなったかと思えば…息苦しくなったり…あの災害が起きた瞬間に戻ったようになったり』
『耳を塞いでも…音が聞こえてくるんです…あの音が……』
あたしは自分の身に起きたことすべてを先生に事細かに話して。
『いつまでこんなことが続くんでしょうか?』
不安な胸の内を正直に打ち明けた。



