『星…』 あたしは星を抱き寄せて。 思わず力いっぱい抱きしめていた。 『ごめんね…ママっ……星くんわるい子でごめんなさ……っ…』 『何言ってんのよ……星は何も悪くないよ……ママが悪いねん、ごめんな星……』 こんなに小さい子供が。 大人のあたしに。 泣きながら…精一杯謝っていた。 まだ三歳の幼い星が。 こんなにも小さい星が。 情けなくて涙が止まらなかった。 あたしは…… 母親失格だ。