『なぁ隼人……』 『ん?』 『ごめんな』 『おー。つーか、俺のことは別に気にせんでいいから星のことだけはちゃんと頼むわ。こいつの母親はお前しかおらんねんから』 『うん……』 隼人が抱っこいていた星に、ゆっくりと視線を向けた。 ふと合うあたし達の視線。 でも、星のあたしを見つめる目は、何か怖いものを見ているみたいな、そんな目をしているような気がした。 仕方ないよね。 だって今まで星を置いて家を飛び出したことなんて一度もなかったし。 怒鳴ったりするようなこともなかった。