『もうできるから星も隼人もこっち座って』
ダイニングテーブルの上にカセットコンロを用意して。
出来上がりかけの土鍋をセットして。
二人に声をかけた。
『のぞみ……これは…』
『えっ…?何?』
その時、立ち上がってテーブルを見つめる隼人の視線の先にふと目を向けると、ここにいるあたし達のもの以外の器やフォークがテーブルの上に置かれていた。
『あぁ…ごめん、ついいつもの感じで…』
『いや、別にええねんけど。大丈夫か?ほんまに』
『うん…』
隼人にそう答えたあたしは、使わないであろうその器やフォーク、エプロンをそっと手に取った。



