『ほんまに大丈夫か?』
『うん、大丈夫…』
『そっか』
あたしの言葉を聞いた隼人は、ホッとしたような顔をして星と先に家の中へと入っていく。
玄関に一人になったあたしは、隼人達がリビングに入ったのを見届けると、靴を履いたままゆっくりとその場にしゃがみ込んだ。
小さなピンク色とブルーの長靴……
結と星の…小さな長靴。
玄関の隅に並んだ二つの長靴は、あたしの視線を一瞬で捉えて離さなかった。
そして廊下に視線を移すと…
小さな結のスリッパが、ぽつんとそこに並んでいて。
つい数日前のはしゃぐ結の姿が、頭の中に浮かんでいった。



