『のぞみ、とりあえず…家に帰ろう』
シーンと静まり返った待合室に、隼人の掠れるような声が響く。
『うん………』
『マコト!』
あたしが頷いて返事をしたその時、
ちょうど待合室にマコちゃんのご両親も慌てた様子で現れて。
里沙達は、マコちゃんの実家にしばらくお世話になることになったらしく、あたし達は一緒に病院の外まで歩いていった。
『のん、また連絡するから。何かあったらいつでも連絡してきてな』
『うん、ありがとう。里沙もいつでも連絡してきてや!じゃあ…またね』
別れ際、里沙とはそんな言葉を交わして。
あたし達はそれぞれ帰路についた。



