『星!星!』





待合室で星を抱きしめていたその時、突然そんな大きな声が響いた。



そして次の瞬間―――



あたしが抱きしめていた星を、その声の主はすごく強い力で引き離してきた。






『お義母さん……』






それは隼人のお母さんで。


あたしをジッと見つめる目は、とても怖くて…とても冷たい…そんな目をしていた。






『何で…○○町になんていたの?あんな所に行ってなかったら…結は…こんなことにはならなかったのに。何であなたが助かって…結は助からんかったの?ねぇ、何で?』


『………』


『黙ってないで答えなさいよ!何で結が犠牲にならなあかんかったの?何で母親やのに結を守られへんかったのよ!』




つんざくように響き渡る声。




お義母さんは…


結を守れなかったあたしを…ただひたすら責め続けた。