『のん………』 『ん?』 『あそこ、タンスのとこ見て』 『えっ?タンス?』 和室に倒れるように横になっていたタンス。 そのすぐそばには…… 布団らしきものに包まれている、子供の姿が見えた。 『結!』 あたしは泥水の中、必死にその場に走って。 重くなった布団をゆっくりとめくると…… そこには結と飛鳥が寄り添うような姿で冷たくなっていた。 『里沙……飛鳥も結もおったで』 『うん……飛鳥の目、あいてる?』 里沙はそう言って、少し離れた場所からあたしにそう聞いた。