昨日の夜、あたし達は話していた。 『あたし達の子やで。ちゃんと生きてるって』 『じゃあ奇跡の生還!みたいな番組に出なあかんな』 お互いを励ますように――― そんな言葉を延々と口にしてた。 諦めたくなかった。 どんな状況でも、あたし達は親で。 子供を失うなんてこと、考えられなかったんだと思う。 だから諦めなかった。 信じてた。 またこの腕で。 この胸で。 温かいぬくもりを感じられるはずだと信じてたんだ。