『のんちゃん!大丈夫か?』 『のん!』 マコちゃんと里沙の声に、あたしはゆっくりと体を起こしていく。 夢……じゃない。 震える体。 土の匂い。 びしょ濡れの部屋。 傷だらけの里沙達の姿。 『ママ!』 放心状態のあたしに、星がいきなりそう言って抱き着いてきた。 『星……』 何故か泣き声をあげる星を強く抱きしめながら、目を開けた時からずっと感じていた不安な気持ちをあたしは口にした。 『なぁ……結と飛鳥は?』 なんで――― 結と飛鳥だけがここにおらんの?