『あたしの方が聞きたいわ…いつ治るか、いつになったら元に戻るのか……隼人には分からんやろ?分からんのにそんなこと軽々しく口にせんといてよ!』
『ああ分からんよ。分からんけど俺だっていろいろ我慢してるやん。休みの日は一週間分の買い物するために三ヶ所ぐらい回ったり朝から晩まで星と遊んだり。この何ヶ月、休みでもゆっくり寝ることもできひんかったやんけ』
言葉と言葉がぶつかる。
言葉で救われることもあれば。
言葉で傷つけ合うこともある。
すれ違う心。
あたし達の気持ちは……
少しずつ離れていった。
言い返す言葉を考えるのもバカらしくなって、立ち上がったその時、持っていた隼人の上着から何かが落ちた。



