その日の夜、
星を寝かしつけてからあたしは一人リビングにいた。
隼人とゆっくり話がしたくて、帰ってくるのを待ってたんだ。
またフラッシュバックが起きたこと。
参観に行けなかったこと。
別の病院でセカンドオピニオンを受けようかと思っていること。
とにかく話がしたくて…
隼人を待っていた。
『ただいま』
そして日付が変わった頃に、やっと隼人は帰ってきて。
『おかえり。飲んできたん?』
いつもと違う隼人の顔色に、あたしはすぐにアルコールが入っているのが分かった。
『あぁ、ちょっとな。課長と飲んでた』
そして隼人はネクタイを外すと、あたしに上着を渡して隣にドスっと腰掛けた。
『あ、どうやった?参観。星が一番可愛かったんちゃうか』
それから隼人は酒臭さをプンプンさせながらあたしにそう聞いた。



