外に出るのが怖かった。



また災害が起きたらどうしよう。


またパニックを起こして気を失ったらどうしよう。




そう考えれば考えるほど…

どんどん自分の殻に閉じこもるようになってたのかもしれない。





星にもきっと我慢させていた。



遊びに行きたいはずなのに、あたしのせいで外にも行けない。




だから隼人の休みの日は星はとても嬉しそうだったんだ。




隼人は星を連れて買い物に行ってくれたり、公園に連れて行ってくれたり。



星にとっては、たったそれだけのことでも、家から出られるだけですごく嬉しかったんだと思う。