『やっぱりママのごはんおいしいね!なぁパパ!』
『ん?そうやなぁ』
その日の夜、家に帰ってから久しぶりにキッチンに立った。
そして、星の大好物のハンバーグを作って。
三人で食卓を囲んだ。
『星くんな、ママとけっこんするねん。なぁ、ママ』
『ん?そうやなぁ、結婚するねんなぁーっ』
ハンバーグを食べながらいきなり可愛い言葉を発した星に、あたしはニコニコ顔でそう答えていた。
『おっ、じゃあ星はパパのライバルやな』
『ライバルってなに?』
『ん?敵ってことやで』
『敵?じゃあパパは悪者やな』
『なんでやねん』
そしてそんな隼人と星の会話に、思わずあたしは手を叩いて笑ってた。