『おいー、バッチリ聞こえてたぞ、星』
と、その時隼人が病室に戻ってきて。
星を抱き上げるとそのまま脇腹をくすぐっていた。
『あはは!こしょばいからやめてよぱぱー!』
『やめへんわー、パパあんなに頑張って毎日ごはん作ってたのにママのごはんがいいとか言いやがってー』
『きゃははっ』
『こらー、パパは本気でスネてるねんぞ』
星と隼人はそんなやり取りをしながら、二人して声をあげて笑っていた。
暖かな空気が…
あたしの心を包んでいく。
星と隼人。
あたしの大切な……家族。
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