次はあたしの番。
『転送データを再生します』あたしの身体からアナウンスがなって今度はリュウタが女の子と会話をしている音声を流した。
『リュウタはアユミが一番愛してるんだもんね。浮気なんかしてないよね?リュウタが欲しいなら何でもアユミは買ってあげるよ』
「はぁ!?何でナナミの携帯からこんなのが出てくるんだよ!」
リュウタがあたしを滅茶苦茶に押すけどロックがしっかりかかってる。
あんまり押されると痛いんだけどここは我慢よ。
「リュウタ!」
ナナミの泣き叫ぶ声は胸が痛くなるけどこれでいいのよ。
ボロボロになる前に真実を知ってリュウタを捨てなさい!ナナミ!!



