「どうしても行きたい?」



「えっ…あっ…劉兒がいいっていうなら」



ユウリの頭を撫でおろし、指を髪に絡ませる。



茶色の瞳でユウリを見つめてこう言った。



「…じゃあ…ユウリからキスしてよ?そしたら考えてもいいよ…」



怪しい笑みを浮かべて、ユウリを見つめる。



「出来ない?」



「でも…こんな所で…」