劉兒の家に住み始めて数日が経っていた。 学校の行き帰りも送迎付き、常に誰かに見られている… 携帯だって新しく買い与えられた。 メモリーに入れてあるのも、自分が信用出来る者のみ… 劉兒が許さない限り携帯に登録なんて出来ないのだ。 女の子の友達だって調べ尽くす。 ユウリの周りに自分の知らない人間が近づくのを嫌った。 ユウリが学校に行っている時間…劉兒は気が気ではないのだ。 今までより更に心配でたまらなかった。