確かにそうかもしれない、社長より物書きのほうが接しやすい。 社長なんて言われたら身構えてしまっていたかもしれない… お金持ちなんて、違う世界の人間のような気がするから。 「そうかも知れないですね…」 「正直だなっ」 そう言ってふっと笑った。 「約束守ってくれる?ちゃんと正直に話したんだから」 劉兒の物になる約束…ユウリは少し軽く考えすぎていたのかもしれない。