あたしみたいなただの女子高生を助けてくれるなんて… 両親がいないあたしに、同情してくれているのだろうか? 優しい人… だが掴みどころもなく、どこかミステリアスな部分も合わせ持つ劉兒。 そんな所もまた彼の魅力なのかも知れないな… ユウリは心の中でそう呟いた。 暫くじっとしていたが、今は何時なんだろうと思い身体を起こした。