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あれから3年の月日が経っていた。
小さな悪魔は着々と成長しているようだ。
「マーマ!だぁーいしゅき♪」
ユウリの傍から、片時も離れようとしない息子に劉兒は苛立っていた。
自分だっていちゃいちゃしたいのに…
「棗パパの所においで?」
一人息子の棗(なつめ)に、両手を広げて呼びかける。
「やぁっ!りゅーはきらいなのぉ」
「なつ君パパでしょ?ママはパパ大好きだよ?」
「なつはきらいなのぉ…」
棗は悲しげな顔でユウリにすり寄った。
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