「兎に角早く分娩室に移動しましょ」 麗奈の一言で皆で分娩室に移動となった。 結局ユウリの傍には麗子が付き添い、無事に出産することができた。 「可愛いわぁ…なんだかあたしも一緒に産んだみたいな気分だわ♪」 新生児室でスヤスヤと眠る小さな命を見つめ、麗子は陽輝に寄り添った。 「あたしも欲しくなっちゃった♪」 「えっ!!参ったなぁ」 まんざらでもなさそうな陽輝に、劉兒はため息を吐いた。