「おっお母様…つっ…うーっ」



お腹を押さえ丸くなるユウリ。



「あらっ姉さん?ユウリちゃんそろそろ分娩室にいきましょうか!」



「麗奈ぁユウリちゃん頼んだわよ」



「大丈夫よ任せてよ!あっ姉さん付き添ってあげたら?」



「おいっはばぁ達…何勝手言ってんだよ!付き添いは俺だ」



「見ない方がいいんじゃない?劉ちゃん倒れそうよねぇ姉さん」



「男は何も出来ないんだから…陽輝と外で待ってなさいよ」



「おやじいたのかよ…影うすっ」



「はははっ…まいったな」



部屋の隅で穏やかに笑う陽輝がいた。