ホテルでの滞在中、劉兒は何度となくユウリを抱いた。
全てにおいて欲はユウリの中に吐き出していた。
「夫婦なんだからいいだろ?」
悪魔は身を潜めてなどいなかったのだ。
初めから、ユウリを大学になど行かせる気など無かったのだ。
「流石にあれだけしたら出来てるだろ?きっと出来てるから大学なんて行かなくていい…」
顔を曇らせたユウリだったが、自分が選んだのだと諦めるとにっこりと微笑んだ。
「そうねあたし可愛い赤ちゃん産むわ…」
お腹に手をあて"父親に似ませんように"と願った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…