新婚旅行も兼ねてゆっくりと滞在した2人は、誰にも邪魔されず甘い時を過ごした。



その甘ったるさに、悪魔も身を潜めてしまったようだ…



潮風が頬を撫でる砂浜で、美しい夕日を見ながら劉兒はユウリを後ろから包み込む。



その腕にそっと自分の手を重ねるユウリ。



「ねぇ結局は暢さんがみんなを連れてきてくれたの?」



「あぁ…ユウリお前の為だと言ってたな…女は祝福されたいもんだって…そんなもんなのか?」



「まぁ…そう…かな?あたしは劉兒と2人きりでも良かったよ」



劉兒にもたれながら、少し後ろを向き顔を上げたユウリ。



「そんな可愛いことばっか言うなよ…」



2人は唇にふれるだけのキスをした。