「劉兒さんいつもありがとう御座います」 バイトが終わり何時ものように劉兒に送られ家路につく。 「気にしないでって言っただろ?遠慮しないで甘えて欲しいんだ…」 「でも…」 ユウリは困っていた…甘える?彼氏でもない男に?優しさや物腰、見つめる瞳…惹かれているのは確かなのだが… 劉兒との距離が近づくにつれ、何となく感じるようになった違和感。 この人は本当に物書きなのだろうか? 何時までも何も教えてくれないし…