劉兒は初めてユウリを送ったあの日から、毎日のように帰り道を供にしていた。
そして何時しか、学校にまで迎えに来るようにまでなっていた。
そして…あの日電話をくれた彼からの連絡は、あれっきり途絶えてしまった。
───…
──…
──…
「ねっユウリっ、天城さんって素敵な人だよね♪絶対ユウリに気があるよね?ユウリもまんざらでもないんでしょー」
教室の窓から劉兒が待っているのが見え、咲はにやけた顔してユウリに近寄る。
「えっ…あぁまぁねっ」
ユウリは曖昧な返事でごまかした。
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