「これ外してよぉ…ふうっ…」 ガシャンと手錠を鳴らすと、ユウリの目から涙が零れた。 「ダメだ言ったろ?躾だって…逃げ出したバツ…かな?」 ユウリは力無く呟く。 「逃げ出したバツ…」 ギシッとベッドを軋ませて、劉兒はユウリに跨った。 潤んだ瞳…怯えた顔…白い肌どれもが劉兒の感情を高ぶらせる。 ユウリを見下ろして言う。 「誰にも触れさせてないだろうな?」