ぐっと引っ張られ、劉兒の腕の中にすっぽりと収まる。



「我が儘な奴…だが…そんなお前も可愛いよ」



会いたくてたまらなかったユウリが、今は腕の中にいる。



久し振りのユウリの感触…香りを確かめるように抱き締める。



「もう何処にも行くなよ…次はどうなるか解らないぜ俺…お前を壊すかもしれない」



さらっと怖いことを言ってのける劉兒。



「愛してる」



耳元で囁かれる愛の言葉。