全ての用事を済ませると、ユウリは用意しておいた手紙をリビングのテーブルに置いた。
荷物を持ち鍵をポストに入れると、深々と頭を下げた。
「ありがとうございました…」
涙でぼやける景色、それでも必死に目に焼き付ける。
思い出を辿り景色を見てまわり湖に来ていた。
静かに時間は流れていく…ユウリのお気に入りの場所。
そっと目を閉じ、2人と過ごした日々を思い出す。
ゆっくりと過ぎていく時間…優しさ…温かさ…全て忘れられない。
涙は溢れ止まらなかった。
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