ユウリはこの人達に出会えて良かったと、心から思っていた。 最初この地に降り立った時は不安で一杯だった。 辺りを見渡しても山と田畑しか無い。 どんな人達が迎えに来るのだろう…?とビクビクしていた。 「貴女がユウリちゃん?」 にっこりと笑い話し掛けてきたのが、真理子さんだった。 優しそうな人… ユウリはほっと胸をなで下ろした。 「お袋ーいたのか?」