さっさと帰ってしまった劉兒。 「世話が焼ける男だ…はぁーっ」 書類の山を眺めながら、暢はユウリを思い出していた。 彼女に愛が無いとしても、毎日のようにあの身体を抱き、一緒にいられるのかと思うと劉兒に対して軽い嫉妬を覚える。 「いい年した男が嫉妬なんてな…」 暢はふっと笑い仕事に取りかかった。 ††††† ††† 「今夜も遅くなる…いい子にしてろよ?」 軽いキスを落とし、劉兒はユウリを学校に送り届けた。 相変わらずの反応の薄さに、いい加減痺れを切らした劉兒は一也を呼び出していた。