「無茶いわないの!!」 「なぁ…行くなよ…離れたくねー」 そう言われるのは嬉しいけど… グイッと胸を押し腕から逃れる。 「ちょっとまった!」 「んっ」と唇を突き出す劉兒が、何だか可愛く見えてしまった。 「しょうがないなぁ…」 キョロキョロと辺りを見渡してから、"ちゅっ"と唇にふれた。 満足げに笑う劉兒と、ため息を吐くユウリ。