「ユウリ…?って寝てるのか…無理させたからな」



そっとユウリを横にして、頭を膝にのせてやった。



さらさらの髪をクルクルと指先に絡ませる。



「学校なんてなければいいのに…ずっと一緒にいたいよ」



美しい寝顔を見つめ呟いた。



程なくして学校に着くと、車を降りようとしたユウリを劉兒はキツく抱き締める。



「どうしたの?」



「行かせたくねー…休めよ」