劉兒は、ユウリが自分の買ってやった服をちゃんと着てくれていた事が嬉しかった。 「ふふっ…ありがと…あっ!髪っあたしが乾かしてあげる」 何時もしてもらうばかりでは申し訳ない。 たまにはお返ししないとね… ユウリはドライヤーを手にとると、劉兒にソファーに座るように促す。 「早く座って?」 「ああ…じゃあ頼むよ」 劉兒は湧き上がる嬉しさに顔を綻ばせた。