「出ておいで…?」



「…やだっ」



「布団剥ぐよ?」



劉兒は"ぐっ"と布団を持ち剥ごうとした。



「わっ…わかったからやめて!」



焦ったユウリは布団から顔だけ出して、プクッと膨れてみせた。



「…酷いよ無理やりなんて」



「そうでもしなきゃ出てこないだろ?」



劉兒は意地悪く笑うとユウリを引き寄せる。