まるでガキ…目の前の劉兒が暢には信じられず、思わずふきだしていた。



いつも昔から冷静で熱くなることなんてない。



どこか冷めたところもあり、こんなに感情を露わにすることは珍しい。



それだけあの娘に惚れているという事だろう。



「はぁー解ったよ…今日はもう帰れよ…後はやっといてやるから」



「やっぱり持つべき物は親友だな…お前は最高の秘書だよ♪」



劉兒はさっと身仕度を整えると、「じゃ後任したぜー」と浮き足立って出ていく。