「ユウリ…好きだよ…本当に」 ユウリはぼうっとした頭で考えていた。 全てをこの人に捧げたらどうなるのだろうと… きっと…もっと独占欲は強まるだろう。 どうしよう…ずっと避け続ける事も出来ないし。 ユウリの悩みは増える一方だった。 「何考えてる?ちゃんと自分からキスしてくれたから…出掛けてもいいよ」 劉兒は"仕方ない"と言う風な表情で、ユウリの顔を覗き込んで言った。