「んっ…ふっ…あっ…」



初めての深い口づけに、ユウリは身体を熱くした。



好きで好きで、どうしようもない女…



そんな女との口づけは劉兒も初めてだった。



我を忘れて夢中になっていた。



はっとして唇を離すと、濡れた唇を半開きにして、ユウリはトロンとした瞳でぐったりとしていた。



唇を指先でなぞり、そっとソファーに運び座らせる。



「もう…お前以外はいらないよ…ユウリ…」