黒い大きな犬

「君が、時間を止めたの?」
やっと言葉は形になる。
「ウヒョ! そうさぁ。いつでも、君を助けられるように待機してたんだよ。だけどタイミングを逃すと魔女にやられちゃう。今しかなかったんだ。…さぁ、とにかく立って」
パーシーは箱を飛び出し、僕の右肩に乗る。僕は立ち上がる。洞窟の分かれ道で僕に答えをくれたのも、やっぱりパーシーだったんだ。