「んっ、は…うっん…」
光汰は私の頭に手をまわし、
何度も何度も舌を入れて
私の理性を奪っていく。
確かに、嬉しいし…。
気持ちいいのも事実。
だけ、ど。
「離し…て?」
「え…なに、どうした?」
光汰の胸をグイッと押す。
「今日…どんな気持ちで
ココに来たか…
光汰、わかってないでしょ?!」
立ち上がり、光汰の部屋を出る。
カバンを持ってくるのを忘れ、
悩んだ結果トイレに籠った。
我ながら…情けない。
…というか、ヒドイ事、した。
私の口から、今日の事を
伝えなきゃいけないのに。
全部、光汰のせいにしちゃった。
どう…しよう…。
